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あなたの人生を変えるコラム 2014年7月アーカイブ

劇作家流ストーリーテリングの極意②~背景を語る~

ストーリーテリングの際には、必要最低限の背景となる情報を示しておく必要があります

「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」と昔話では語られますが、

これも時・場所・人物を、短く伝えて、聞き手に背景をまずイメージさせています。

人間は、よくわからないこと、引っかかっていることがある状態で集中して聞くことは出来ません。

突然、「柴刈りに行った人と、川に洗濯に行った人がいて、川に洗濯に行った人が川で桃を拾いました」

といわれても、なんだかイメージできなくて、集中して聞けないのです。

色んな疑問が沸いてきてしまいます。

ストーリーテリングでも同様に、変な疑問で引っかかってしまわないように、

必要最低限の情報を伝えておく必要があります。

例えば、「もう5年くらい前かな、まだ震災にも遭っていないとき、岩手の陸前高田に行ったんですよ。

私と、ジェームズ・マッコイという日本語の達者な英語教師とです。8月の真夏、一週間の休みを使って、現地で英会話教室を開けるか視察するために。まぁ、半分は観光目的だったんですが。」
という風に、時・場所・人物・目的・経緯などをなるべくさらっと説明します。

あまりイントロダクションにくどくど時間は取りたくないので、

さらっとしつつ、充分な量の情報を伝えるのがコツです。

時期や場所、人の名前などはなるべく正確に伝えるべきですが、覚えていないのであれば、上記のように少しぼかして喋っても構いません。

正確であれば、リアリティが増しますが、嘘をついてまで細かく描写してはいけません。

まず、聞き手が、安心して、変な疑問を抱かずに話を聞ける状態をつくりましょう。

 

おそらく、上記の例の場合、ジェームズ・マッコイという人物が、聞き手にとって謎なので、

ストーリーの序盤で、もっと情報を加えておいてほうがいいでしょう。

聞き手が、あなたのこともジェームズ・マッコイのこともよく知っているのであれば、

改めて細かく説明する必要はありませんが、パブリックスピーキングの形であれば、

さらっとしつつ丁寧に背景を描写する必要があります。


ストーリーテリング 背景を描写
 


どんなときも話の準備は必要ない

世界の著名なスピリチュアル指導者ウェイン・ダイアーとエックハルト・トールの対談DVDを見ていて、こんなシーンが出てきました。

感心したので、ご紹介します。
 

エックハルトはいいます。


「言葉は言語化された思考です。

その思考は気づきの場から生まれるものです。

どんなときも話の準備は必要ないとイエスもいっています。

神聖な魂が体を駆け巡り、なんといえばいいか教えてくれると

そうすれば思考もまたさらに大きな力を持ちます。

あなたの中を駆け抜ける思考を通じて

この世界になにかを生むことが出来ます。」

私は、頻繁に「インスピレーションを得ながら話す」ということを伝えています。

それが即興スピーチの真髄であり醍醐味でもあります。

 

私自身、いつも、インスピレーションで話すことを大切にしています。

イエスも、こうしたことをいっていたんですね。

エックハルト自身も世界中で講演活動をしていますが、

やはりその場のインスピレーションに委ねながら話しているようです。

エックハルト・トールは、世界のスピリチュアル指導者100人の第1位に選ばれた人で、

キリストの言葉の引用も非常に多い人ですね。

著書には、ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる- などがあります。


あるスピリチュアル指導者からの引用


劇作家流ストーリーテリングの極意~ストーリーテリングの力~

ストーリーテリングは、そうした本も出ているし、非常にパワフルな手法であることは間違いありませんが、

なにせレベルが高いといえます。

普通に自分の話をするだけでも、説明力もなく表現力もないという悩みを持つ人がたくさんいるのに、

ストーリーを使って、聞き手に共感させ、心を動かせるというストーリーテリングは難しいことです。

しかし、ストーリーの力は、本当に強く、魅力的です。

説得力においては、科学的データや統計データ、権威のある人の引用などが誰にとっても使いやすいでしょう。

ストーリーを紡ぎ出せるのは、結構レベルの高い話し手に違いありません。
 

ストーリーテリングは、データではなく体験で人の心を動かす手段です。

データや権威付けは知識・情報でできますが、とても理性的な心の動かし方ですね。

一方ストーリーテリングは、体験を話すので、とても感情的な心の動かし方になります。

確かに多くの人にとって前者のほうが取り組みやすいでしょうが、

(私は、面倒くさがりだったり、データや他人の意見を鵜呑みにしないところがあるので苦手です)

後者は、誰でも人生経験の中から紡ぎ出すことが出来るので、ある意味手軽といえます。

組み立て方次第です。その組み立て方は、のちのち話していきたいと思います。

アネット・シモンズの「プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える」は、

ストーリーテリングを伝える良書ですが、かなり難しく感じるかもしれません。

また、自分のストーリーではなく、他人のストーリーを語るためには、

頑張って記憶しないといけないという努力が必要になります。

私は、自分の体験を、自分の言葉で語ることをお薦めします。

いかに効果的に自然な形で演出するか、それがストーリーテリングの難しさです。

また、表情やジェスチャー、言葉の抑揚など、俳優的なテクニックによっても、

聞き手に与える印象が大きく変わってきます。


ストーリーテリングの技術を教えます

 


ボールペン:鉛筆=外国人:日本人

外国の人って、よくボールペンを使っていますよね。

鉛筆やシャーペンを好んで使っているのは日本人です。
 

鉛筆やシャーペンの利点は消せることです。

日本人は、消して直せるこれらの文具に安心感を感じます。
 

外国の人は消して直したいとあまり思わないのか、

ボールペンで二重線などを引いて、文字を残した上で修正します。


ぼくは思ったのですが、これはスピーキングとも関連性があるのではないでしょうか?

言葉というのは、一度口に出してしまうと取り消しがききません。

ボールペンのようなものです。あとから消すことが出来ません。

日本人はその恐れが強いので、あえてあまり話そうとしないのではないでしょうか?
だから日本人は即興力に乏しいのではないでしょうか?

ですから、ボールペンスタイルでいければいいですね。

書いたことや口に出したことは消せなくてOKという価値観になれば、

話す方も積極性が出てくるんじゃないでしょうか。


まぁ、取り消し線が入った文字が残るのは美しくないという、見映えの問題も絡んでいますが、

ある程度心理的な相違がここにはある気がします。


ボールペンとシャーペンと話す力


ケン・ロビンソン卿と創造性教育

TED Talkにも登場し、何百万回も視聴されているケン・ロビンソン卿ですが、

語っているテーマはFEATHER IMPRO ACT PROJECTと共通しています。

例えば、これは現在発売されている雑誌からの切り抜きです。
ケン・ロビンソン卿が創造性について語る

創造力を伸ばしていくことを強く強調しています。
しかし、現在の教育観では、意識も足りなければ、方法もわかっていません。

そんな世の中に、インプロトレーニングは必要です。多大な貢献が出来ます。
 

こうやって、スタンフォードのティナ・シーリグも含め、多くの人が同じことを叫んでいますが、

なかなか人の行動を促すところまでいけていないのが残念ですね。

子供や若者に対しても、創造性の教育は必要ですが、大人も必要です。

大人こそ枯渇していますから。

そして、大人が創造性の教育を体験し、理解すれば、教育面の改革も進んでいくことでしょう。

インプロトレーニングが、多くの学校で導入されるようになる前には、

多くの大人たちに体験してもらう必要があるでしょう。


ケン・ロビンソン卿.jpg


当然だと思えること、綺麗事に思えることを、本当に理解できるか

アマゾンのレビューでよく見かけるのが、

「どこにでも書いてある」といって低評価をつけるパターンです。

特に自己啓発系の本で見かけます。

 

レビュー投稿者は、その内容を本当には理解できていないでしょう。

どこにでも書いてあると思うくらい目にしながら、自分の心の中で受け取り消化していないのです。
 

素晴らしい内容が書かれていても、綺麗事だと扱って、それ以上吸収しようとしないのも同じことです。

 

彼らは本当に理解しているわけではなく、本当に理解することを拒絶しています。

実際には、そんな彼らにこそ、受け止めるべき言葉なのです。

だから、どこにでも書いてあると思うくらい、その言葉を引き寄せます。
 


多くの人が、本当に大切な言葉をちゃんと受け取り、吸収し、成長に生かすことが出来ません。

それにはまず否定することを控えなければいけません。

否定して、誰が得をするのか考えてみることです。

それは相手のためになっているわけではありません。

 

ただ、自分を守りたいだけなのです。

自分を守るために、他者を否定しがちです。

否定するならば、そこに愛情があり、他者のためにならなければなりません。

肯定や改善へと向かわせる布石として使わなければいけません。


たくさん出会う言葉を否定せずに、受け入れ吸収せよ


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