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日経MJ掲載 俳優流プレゼン術で表現力アップ 別役慎司

フジサンケイビジネスアイ新聞掲載
yahooニュース掲載、RBB TODAY、goo、mixi、Mobage、infoseekなど
住友化学社報のメイン特集としてカラー3p掲載
DODAキャリアコンパス記事協力 電話恐怖症克服
DODAキャリアコンパス記事協力 デキる社会人は演技を学ぶ!? 話題の「インプロ」が仕事に役立つ5つの理由

DMM講演依頼 別役慎司

福利厚生倶楽部リロクラブ

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あなたの人生を変えるコラム 2014年5月アーカイブ

日経MJ掲載「俳優流プレゼン術」の原文を紹介

大変大きな反響で、中国語版の依頼も入った日経MJ掲載「俳優流プレゼン術で表現力アップ」ですが、

誌面の都合で編集されていますので、完全版の原文を掲載いたします。
 

「俳優流 勝つプレゼン術」 別役慎司


 日本人のプレゼンが総じて下手だとか退屈するだとかいわれるのは、「表現力」について学んでいないことが主たる原因です。事前準備にいくら時間をかけても、スライド作成にいくら凝っても、表現力を磨かなければその場をやり過ごすだけの無難なプレゼンに終わることでしょう。人に何かを伝え、人の心を動かすことをミッションとするならば、表現力について目を向けなければいけません。
 表現といえば、俳優がいい例です。ビジネスの場においても、俳優のように、自分の身体や表情、五感やエネルギーを使って人に伝えることを意識すれば、聞き手を退屈させることなく、あなたはこれまで以上の成果を手にするでしょう。

 今回は、「目線」「声」「ジェスチャー」の3つについて、俳優流の勝つプレゼン術を伝授いたします。
 まず目線。多くの方が、手元の資料やパワーポイントのスライドばかり見ています。想像してください。俳優が、手に台本を持って演じていたら、あるいはスクリーンに映した台詞を読みながら演じていたら、あなたは観ていたいと思うでしょうか。当然ながら惹きつけられるわけがありません。これと同じことを多くの方はしています。
 なるべく聞き手に目線を向けなければいけません。プレゼンは舞台であり、あなたはそこに立つ主演俳優なのです。この自覚によって、あなたのプレゼンは変貌します。
 スライドに注目させたいときは、スライドを見て構いません。あなたの見ている先を聞き手も同じように見ます。あなたが聞き手に顔を向ければ、彼らはあなたの顔を見てくれます。自分に注目させたいときは、聞き手を見て、目線を送ってください。
 目線の送り方にルールはありませんが、まんべんなく見ることです。前も後ろも右も左も。誰かを置き去りにすれば、孤独感を感じさせてしまい、あなたのプレゼンは注目されなくなります。

 次に声です。ただ原稿を読み上げるだけになっていないでしょうか。抑揚がなく、棒読みで説明されても、聞き手は退屈するだけです。俳優ならではの話し方テクニックはたくさんありますが、今すぐ実践してほしいのは、声を飛ばすということです。目線と合わせて、声を聞き手に届けてください。会場の2倍くらいの広さを意識して、声を出すのがちょうどいいくらいです。
 声とともに伝えたい情報が聞き手まで飛んでいくわけですが、そのときにただ情報を声に乗せるのではなく、感情も乗せることです。例えば新企画のプレゼンであれば、期待やワクワク感、自信も声に乗せるのです。もちろん表情も伴います。ただ情報を読み上げるだけのプレゼンは早く卒業しましょう。

 最後にジェスチャーについて。多くの方は、身振り手振りが苦手です。そして資料を持ち、パソコンを操作することで、更に身振り手振りを封じます。まずは資料を置いてください。台本を持ったまま演じる俳優にならないようにしてください。
 基本的な身振り手振りというのは、手を上下左右に動かすだけです。両手を同時に動かす時もあれば片手だけ動かす時もあるという程度で、なにも特別な技術は必要ありません。手の平は斜め上に向けた方がいいでしょう。手の平を下に向けると、命令的になります。単純な動作の繰り返しは飽きさせてしまうので、この基本動作に、時折、拳を握ったり、スライドを手で指し示したり、別の動作を混ぜます。
 注意すべきは、身振り手振りがあなたの話している内容と連動していることです。内容と連動せずに、ただ大きく手を動かしても、胡散臭く見えるだけです。自然体でなければいけません。最初は、大きく動かしすぎかなと思うかもしれませんが、ビデオに撮って見てみてください。思ったよりも動きが小さいはずです。

日経MJ掲載 身振り手振り ジェスチャー

 そして、日本人が苦手なウォーキングも重要です。日本人は一カ所に止まって、ほとんど動きませんが、外国人は(TEDトークなどを見てもわかるように)よく歩きます。それは、退屈させないためにもとても有効なのです。
 図をご覧のように、歩くことで、聞き手との距離感が変化し、聞き手から見える顔の角度も変わります。話し手を目で追うことによって、視界も変わり、首も動きます。退屈させないためには、単調さに陥らず、適度に動きを入れることが鍵となります。常に歩く必要はありません。私の場合は、止まっているとき、歩いているとき、それらの動作全てを、話している内容と連動させています。

ウォーキングで退屈させない

 目線・声・ジェスチャー、全てに通じる重要な要素があります。ほとんどの方がその重要な要素をまったく意識すらしていません。それは「エネルギー」です。感情や意志、イメージはエネルギーとなって、あなたの目や声、そして全身から発せられています。手元資料やスライドばかり見るのは、エネルギーをそこにしか向けていないことを意味します。退屈で人の心を動かさないプレゼンになるのは当然です。

 私は俳優として舞台に立つときも、セミナーや研修を行うときも、共通してエネルギーを発しています。このエネルギーが、聞き手の心をつかみ、強い印象や感銘を与え、新たな行動へと導くのです。あなたの身体全体が、エネルギーの発信局だと思ってください。
目に見えるものばかりにとらわれないでください。目に見えない感情やエネルギー、想像力にこそ、人を動かすパワーがあります。それらを目線や、声、ジェスチャーに込めるのです。

 エネルギーを使え 全身がエネルギーの発信局である

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