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日経MJ掲載 俳優流プレゼン術で表現力アップ 別役慎司

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あなたの人生を変えるコラム 2014年9月アーカイブ

劇作家流ストーリーテリング④~静の語り、動の語り 前半~

今回はちょっと深いことをやってみましょう。

「静の語り」「動の語り」です。

まずは、この文章をご覧下さい。

「人生には必ず苦境に陥るときがあります。
そんなときの振る舞い方は大切です。

なぜならその後の人生を左右するからです。

俳優を目指して大阪から上京してきたAくんは、

東京に来て、すぐに苦境に陥りました。

名門の養成所の試験には落ち、

入った劇団ではいじめられ、

お金もほとんどなく、ギリギリの状態でした。

周りの人たちは、みんな彼のことを才能がないと思っていました。

しかし、なにがあっても、前進しようとすることだけは心に決めていました。

そうして、上京から3年後、遂に有名な劇団に入団することができたのです。

みなさんなら苦境に陥ったとき、どんな行動を選択するでしょうか」

なかなか、いい話ですね。

ストーリーテリングとして上々です。
次に、この文章を読んでみてください。

「人生には必ず苦境に陥るときがあります。

みなさんだって、一度や二度はあるでしょう。

私もあります。私は、一度や二度ではありませんがね。

人は、苦境に陥ったとき、人生の神様から試練を受けているといえます。

そのときの振る舞い方によって、人生の神様が微笑むか、そっぽを向くかが決まるのです。

俳優を目指して大阪から上京してきたAくんという人物もまた、

神様からの試練を受けました。

彼は、名門の養成所の試験に落ち、

入った劇団ではいじめられ、

お金もほとんどなく、ギリギリの状態でした。

誰もが、彼は才能がないと思っていました。

しかし、彼は諦めることをしませんでした。

どんな苦境に陥っても、どんなに人生の神様がきつい試練を与えても、

前進しようとすることをやめなかったのです。

その結果どうでしょう。

上京からわずか3年で、有名な劇団に入団することができました。

それだけではありません、2年後には劇団のトップ俳優になりました。

そうなのです。

苦境に陥ったときこそ、前を向くのです。

皆さんももちろんできます。

私たちは、ただ神様の試練を受けているだけなのです。

道はあるのです。

今が、苦境だという方は、どんな行動を取るべきかわかりますね?

そうです。前を向いて、前進する。

それだけです」

どうでしょうか?
全く同じストーリーですが、語り方を変えています。

最初のストーリーテリングは「静の語り」です。

次のストーリーテリングは「動の語り」です。

なにが違うのか?

あなたはどういう違いを感じたのか?

次回、解説をするので、それまで考えてみてください。


最強のストーリーテリングメソッド


たまには言葉ではなく実演で。別役慎司の10分間即興スピーチ。

文字で伝えるのには、限界があります。

映画のレビューをいくら詳細に読んでも、ホントに映画を観たときの感覚はわかりません。

ですからぼくの本「誰でも人前で台本なしに10分間話せるようになる本
でも、実際にレッスンを受けてみることを薦めています。
文章だけでは、即興力や表現力を向上させることはできません。
新しい目を開かせ、刺激を与え、アドバイスを送るくらいしかできないのです。


この前、youtube用に「10分間即興スピーチ」の実演を投稿しました。

(youtubeチャンネルにはぼくの動画の他、受講生のBefore&After動画などもあります)

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たまには、動画で、実演したところを見てもらって、自由に感じ取ってもらえればと思います。
 

テレビを付けて、ぱっと出た画面からテーマを抽出し、

10分以内の準備時間ののち、10分以上の即興スピーチ。

これがルールになります。

 



いかがでしたか?
タイムを見ながら話していないので、10分を越えるように、少し長めに話しましたけどね。
今回もチャレンジは成功です。

スピーチの構成戦略も参考にしてみてください。

文章ばかり書いていると話すのが苦手になる

ぼくは劇作家です。賞も獲っています。

文学作品と日常会話やスピーチとは、文体が大きく異なります。

いわずもがな、作家が練りに練った言葉の方が洗練されています。

作家は、文章として文字化する前に、頭の中で洗練させる作業が必要になります。

会話やスピーチの場合は、言葉として発してしまうと、もう変更することが出来ませんが、

作家は発表する前に校正することが出来ます。


ここでいいたいのは、

文章という形で言葉をつくるのと、口で発して言葉をつくるのとでは、

大きく差があるということです。

会話のなかで、何度も何度も言葉を練り直すことはできません。

どんどん時間は過ぎ、取り残されてしまいます。
スピーチにおいても、原稿があるなら別ですが、即興で話す場合は、

瞬時に判断して言葉を発するしかないのです。


ぼくの経験上、脳の使い方にかなりの差があるのか、

作家モードが長いと、話すのが苦手になります。

うまく言葉が瞬時に出てこなくなります。

というのも頭の中でついつい文章を練ってしまうからです。

色々な言葉の選択肢を思い浮かべて、選択しようとするので、時間がかかり、

それを省いて、喋ろうとすると、言葉選びのミスに過敏になってしまいます。

ですから、文章ばかり書いていると、会話やスピーチが苦手になるのです。

ぼくの場合、一本作品を書き上げたあとなどは、話すのが下手になっています。


「それなのに、なんで別役さんは即興スピーチが楽々できるの?」

と思うかもしれませんが、結構苦労しています。

話し言葉だけに特化すれば、もっとスラスラスピーディーに話せるんでしょうけど、

ぼくの場合は、言葉の練り直しをしながら話しているだけでなく、

表情やジェスチャー、聴衆からどういう姿で見えているかなども脳で処理しながら話しています。

ですから、自分でビデオを見たりすると、「滑らかじゃないなぁ」「ゆっくりだなぁ」

なんて思ったりします。


もし、皆さんのなかで、「会話が苦手だ、話し下手だ」という人がいれば、

頭の中で練り直しばかりしていないか、文章ばかり書いて日常会話の発信が少なくないか振り返ってみてください。

そのことが原因で、話し方に悩んでいるのであれば、解決は可能ですので、相談を。

ちなみに、一本ちゃんとした作品を書くときは相当集中して言葉を選びますが、

ブログなど軽い目的の文章の場合は、あまり考えずにスラスラ書くようにしています。

話し下手の理由


インプロに度胸はいらない

インプロ、つまり即興は、度胸勝負だと思っていませんか?

インプロは度胸をつけるものではありません。

確かに、最初の頃は、緊張との戦いがあり、度胸が必要になるでしょうが、

それを通り越せば、度胸は必要なくなります。
楽しいものに対して、どうして度胸が必要だというのでしょう?

必要ないですよね。

インプロに必要なのは、楽しむ気持ちです。

真剣な題材であっても、心は前向きで楽しむ気持ちを持っています。

人前で話すことが恐い。

しかも、即興で話すなんて無理。

という人は、そもそもそれを嫌がって、抵抗感を持っているわけですが、

嫌でなくなる、抵抗感を感じなくなる、というのがインプロの魅力です。

「役立ちフレーズ」なんて一切必要ありません。

そんなものは嘘くさく、不自然になるだけです。
フレーズ集の本は、古本屋に売ってください。
しかし、インプロの本を買ったところで、あなたは自由に話せるようになるわけではありません。

体験が必要です。
そこから逃げることはできません。逃げていれば話せるようになりません。


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劇作家流ストーリーテリングの極意③~テーマは一つ~

スタンフォード大学のティナ・シーリグは、

 

「人生はストーリーテリングに満ちており、全てのコミュニケーションはストーリーを語るということです。

上手にストーリーを語れるようになることは、非常に重要なことです。

ビジネスの売り込みも、子供に言い聞かせることも、給料を上げてもらうことも。

どれも相手にとって説得力あるストーリーを語ることが必要です」
 

と、「スタンフォード白熱教室」の中で教えています。

広義の意味で、ストーリーテリングについていっていますが、

プロフェッショナルなストーリーテリングには、技や秘訣があるものです。

ぼくが伝えるのは、日本で唯一の「劇作家流ストーリーテリング」です。

前回は概略を話しただけですが、今回はメッセージについて考えてみます。

よく、戯曲を書き、それが演劇で上演されると、「この舞台のテーマはなんだったんだろう」

という問いかけがされるものです。

ストーリーテリングにもテーマが必要です。

そのテーマは、複数必要ありません。一つの演劇作品でも、一つのテーマだったりします。

ましてや、数分間のスピーチでは、欲張らずにテーマを一つに絞ることが肝心です。
そして、そのテーマに向けて、演劇のごとく、「起承転結」のように構成してラストへ向かっていきます。

構成については、そのときが来れば話します。

 

テーマがないストーリーテリングもあります。

テーマがないというか、テーマを聴衆に委ねる形です。

劇作家もそうなのですが、テーマを意識しすぎると、作者の色が出すぎて、観客が演劇世界に没頭できず、惹きつけるどころか引かせてしまうということがあります。

つまり、メッセージが独りよがりになりすぎないように調整することが達人の技です。

物語そのものに集中し、あとは聞き手が何でも自由に受け取っていいというスタイルも、良いストーリーテリングの一つです。

まとめると、
 

  1. テーマは一つ
  2. 作者のメッセージ色が独りよがりにならないようにする。
  3. 聴衆に委ねる形もあり

ということです。

 

スタンフォード大学のティナ・シーリグ.jpg

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