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文章ばかり書いていると話すのが苦手になる
ぼくは劇作家です。賞も獲っています。
文学作品と日常会話やスピーチとは、文体が大きく異なります。
いわずもがな、作家が練りに練った言葉の方が洗練されています。
作家は、文章として文字化する前に、頭の中で洗練させる作業が必要になります。
会話やスピーチの場合は、言葉として発してしまうと、もう変更することが出来ませんが、
作家は発表する前に校正することが出来ます。
ここでいいたいのは、
文章という形で言葉をつくるのと、口で発して言葉をつくるのとでは、
大きく差があるということです。
会話のなかで、何度も何度も言葉を練り直すことはできません。
どんどん時間は過ぎ、取り残されてしまいます。
スピーチにおいても、原稿があるなら別ですが、即興で話す場合は、
瞬時に判断して言葉を発するしかないのです。
ぼくの経験上、脳の使い方にかなりの差があるのか、
作家モードが長いと、話すのが苦手になります。
うまく言葉が瞬時に出てこなくなります。
というのも頭の中でついつい文章を練ってしまうからです。
色々な言葉の選択肢を思い浮かべて、選択しようとするので、時間がかかり、
それを省いて、喋ろうとすると、言葉選びのミスに過敏になってしまいます。
ですから、文章ばかり書いていると、会話やスピーチが苦手になるのです。
ぼくの場合、一本作品を書き上げたあとなどは、話すのが下手になっています。
「それなのに、なんで別役さんは即興スピーチが楽々できるの?」
と思うかもしれませんが、結構苦労しています。
話し言葉だけに特化すれば、もっとスラスラスピーディーに話せるんでしょうけど、
ぼくの場合は、言葉の練り直しをしながら話しているだけでなく、
表情やジェスチャー、聴衆からどういう姿で見えているかなども脳で処理しながら話しています。
ですから、自分でビデオを見たりすると、「滑らかじゃないなぁ」「ゆっくりだなぁ」
なんて思ったりします。
もし、皆さんのなかで、「会話が苦手だ、話し下手だ」という人がいれば、
頭の中で練り直しばかりしていないか、文章ばかり書いて日常会話の発信が少なくないか振り返ってみてください。
そのことが原因で、話し方に悩んでいるのであれば、解決は可能ですので、相談を。
ちなみに、一本ちゃんとした作品を書くときは相当集中して言葉を選びますが、
(株式会社ASCEND FEATHER) 2014年9月16日 23:45