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相手を知る5分間
虚と実
ビジネスの交流会でのこと。
交流会ではいろいろな人と出会いますが、たいてい名刺交換時の3~5分程度しか、相手のことを知ることができません。
お互いに、自分のやっていることを要約で語り、あとは名刺に書かれている文言で相手を判断するしかありません。
人は、基本的にはその名刺と5分間を信じます。
相手の表情や服装、姿勢、話している内容も相手を知る手がかりになります。
こんな人がいました。名刺にはすごいことがたくさん書かれています。
でも、顔色が悪く、身体もだらしなく太り気味、喋りにも覇気がない。
名刺も書かれている実績の割に手作り感が強く、雑然としている。
後日ブログを見てみたら、どうも「虚」が強そうなのです。
すごいと思われようとしない自制心
人と出会って第一印象が形成されるわずかの時間。
虚像のプロフィールで、相手をすごいと思わせることはできるかもしれません。
しかし、その先には進展していかないでしょう。
これが、騙されやすく、意志薄弱な人であれば、意外なほど「すごい人」という印象を維持できるかもしれません。
だから、怪しい霊能力者などはたくさんいるわけです。
しかし、ビジネスマッチングとなると、本物の実力がないと進展しません。
本当の価値を届けられる人でないと、ビジネスはうまくいかないからです。
未熟でもいいから「実」が伴った生き方をしていくべきです。
そのほうが本人も精神衛生上いいはずですし、人を騙してお金を取っても幸せではありません。
「自分はすごい」という幻想を常に維持しようと「虚」の生き方を続ければ、
性格も歪んでくるのではないでしょうか?
それは幸せではありません。
(株式会社ASCEND FEATHER) 2015年8月20日 10:08
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