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荒木飛呂彦の漫画術にみる一流の極意
荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) を読みました。
文章がすごく読みやすく、内容も興味深いので一気に読んでしまいましたが、
漫画家を目指す人じゃなくても、一流の人の仕事ぶりというのは学びになるものです。
ぼく自身も劇作家であり、ストーリーを創り、一つの作品まで仕上げる立場です。
漫画の世界も徹底的なこだわりと戦略的な意図があるんだなと感心しました。
連載作家は、常に漫画を描いているわけですから、職業的に流れ作業になったり、
効率化のための手抜きがあってもおかしくないと想像しますが、
売れている作家さんは、1コマすら無駄にせず、徹底的に考え込み、技術を詰め込み、
仕上げているんだなぁということがわかりました。
この、徹底ぶり、妥協のなさ、細部に至るまでのこだわり。
ここが一流の一流たる所以なのかもしれません。
多くの人は、時間に追われ、金や地位を求めます。
しかし、一流になるためには、時間や金、地位から解放されないといけないでしょう。
時間に追われると、仕事におざなりな部分が出てきてしまいます。
また、金や地位を求めるのも同様に、結果を急ぐあまり、おざなりな部分が出てきてしまいます。
もちろん漫画家には厳しい〆切があり、時間を守らなくてはいけません。
〆切を過ぎると、焦りが出て、作品に影響が出ることを知っている荒木さんは、
〆切までの時間を効率化して、それまでの時間徹底的に執筆にこだわり、
ちゃんと〆切までに完成するようにタイムマネージメントしているようです。
若いときは、認められたいという気持ちがとても強いですし、
認められないと、漫画家になれない、生活していけない、という思いが強いでしょう。
ぼくも、認められたくて仕方がなかったし、なんで認められないのか不思議でなりませんでした。
こういう時期は基礎力を磨く下積みの時期でもあるので、無駄ではありません。
荒木飛呂彦もデビューしてから数年間、ボツが続いたといいます。
しかし、その間研究と描くことを続けて、実力を磨いていたのです。
「描いた作品のことはすぐに忘れるようにしている」といっています。
徹底的にこだわって、完成したらもう執着しない。
(株式会社ASCEND FEATHER) 2015年5月20日 11:38