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演劇トレーニングがビジネストレーニングに 日本への流入
日本の演劇的ビジネストレーニング
演劇的なトレーニングがビジネス教育のなかに入ってきたのは、最近のことですが、
先駆者の人たちは昔から研究し、地道に普及に向けて努力していました。
大きな流れが二つあり、
一つはヴァイオラ・スポーリンやキース・ジョンストンなど、海外のインプロが流入したケース。
インプロジャパンとか、インプロモーティブとか、メニーアビリティとかは全部この流れです。
これらのメソッドは、そもそもプロの俳優を育てるトレーニングとは異なり、教育的です。
ヴァイオラ・スポーリンはシアターゲームの元祖ですが、子供たちに提供することを最初から中核に置いていました。
もう一つが、世界のプロ俳優を育てるトレーニングから応用したケース。
まさしく、ぼくのケースであり、他にありません。
ぼく自身も、演劇教育の世界を様々勉強してきましたが、大人に提供するのであれば、
プロ俳優を育てるトレーニングから応用するのが最も効果的だと認識しています。
子供のためのメソッドか、プロを育てるメソッドかで大きく異なる
演劇教育と演劇には、大きな隔たりがあるように、
元々教育として演劇の仕組みを応用したメソッドと、
俳優訓練として確立されているものを応用したメソッドとでは、やはり違いがあります。
ぼくも、子供たちへの演劇教育を推進する立場にありますが、
そういう場合は、ヴァイオラ・スポーリンを多いに役立てます。
企業研修などの場合は、大人に合わせた設計が必要になります。
ピッタリと受講者のニーズにマッチしたプログラムを作れるかも、
講師側としてとても大切だと思います。
本物のプレゼンテーション力を鍛えさせようとするなら、
プロ俳優を育てるメソッドでないと、本物の力は備わりません。
社会人としてのコミュニケーションを磨かせるのであれば、
子供向けの演劇教育の応用化では、限度があります。
これからが楽しみな俳優訓練の可能性
アメリカやイギリス、オーストラリアでは、ビジネスパーソンが俳優講師から学ぶという機会がもっと多く、
日本の講師とは異なり、ぼくのように本当にプロの俳優を育てている講師が教えるケースが多いです。
だから、有名な演劇学校では、ビジネスコースを持つことが出来ます。
日本の場合、プロの俳優を育てている現役講師が、ビジネストレーニングを教えるのは実に稀ですが、
(株式会社ASCEND FEATHER) 2015年7月16日 12:16