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辛い体験は、人を動かすパワーになる
「感動した映画」を皆さんが挙げれば、必ず作品に共通するのは主人公の障害と克服です。
人は、困難に直面した主人公が、そこから成長し、はねのける様子に心動かされます。
これは体験ですから、テクニックではありません。
偽りの障害と克服ストーリーを語っても、ある程度人は騙せるかもしれませんが、
いずれはボロを出すことでしょう。
真実のストーリーには、人の心に働きかける巨大なパワーがあるものです。
先日某大手芸能系の企業の、新入社員研修に行ってきました。
そこには、アイドルグループの元メンバーだった女性もいましたが、
「また人前に立ちたい」「自分自身を表現したい」という巨大なエネルギーを持っていて、
それを最後に垣間見せたのですが、なんだか心打たれました。
彼女は身体的な障害で、やむなく卒業したそうですが、
その感もずっとエネルギーを溜めていたんだと思います。
企業の社員という立場になった今も、
乗り越え、克服し、成長し、もう一度光を浴びたいという気持ちがとてもとても強いように感じました。
こういうとき、「応援してあげたい」と思います。
きっと、AKBなども、頑張っているメンバーの姿に心動かされ「応援してあげたい」と思うのでしょうね。
ぼくは、劇団を持っていますが、劇団のメンバーも「ストーリーを持ってほしい」と思います。
自分の過去の傷をさらすことになっても、ストーリーを語ることによって、人は味方になっていくのです。
会社やスポーツなどで成功を収めたいという人も、
そこには必ず困難があるはずです。
そのとき、「誰か助けてくれたら成功できるのに」と思うのは無理のないことですが、
順番が間違っています。そうそう簡単に助けの手は差し伸べられないでしょう。
むしろ、その困難を自分で乗り越えたとき、あとから助けの手が差し出される。
そんなものだと思います。
まずは、主人公として、自分で乗り越えようとすることです。
(株式会社ASCEND FEATHER) 2015年4月11日 19:32